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ちょっぴりスピリチュアルな体験 [日常]

お盆を前にして、
とっても私に優しくしてくれた女性が若くでこの世を去って、今年初盆を迎えることや、
ぶーさんのお祖母さんも大往生で人生を閉じて初盆を迎えること、
職場のY子さんのお祖母さんも同じく初盆、ということで
なんとなく例年と違う気持ちで今年のお盆を感じています。

お盆が近いからでしょうか、、、、、今でも目に焼きついて離れない光景があって、
今日はなぜかその光景が何度も頭をよぎります。
なのでそれを記事にしたいと思います。(長文になる予感)

ちなみに、私は、霊的なことや科学的に根拠があまりないことは
怖いなとは思っても、あまり妄信的に信じるタイプではありません。
ただ、目には見えない人との絆、日本古来から言われる「言霊」みたいなことは
精神論であっても大切にしなきゃと思っています。

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学生時代からのお友達の実家には、15歳になるゴールデンレトリバーの
パフィーちゃんという女の子わんこがいました。

お迎えしてしばらくして、子犬のパフィーちゃんに会いに行きました。
足が太くて大きくて、この子大きくなるよねーなんて言ってました。
それからも春休み、夏休みなど長い休みのたびに遊びに行っては、
いろんな時代のパフィーちゃんに会いました。
やんちゃ盛りの子犬時代はもちろん、乙女となっても変わらず尻尾をぶんぶん振って
「いらっしゃい!いらっしゃい!いらっしゃい!よく来たね!よく来たね!」
全身全霊で大歓迎してくれました。

ベロベロしてくれて、あーーー、手がよだれだらけだよ、洗わせて(笑)、って
着いてすぐなのに洗面所を借りたり。
どれだけ間が空いても、彼女はちゃんと私のことを覚えてくれていたんです。

実は私、子どもの頃にわんこに吠えられたことがあって、
どんなに小さな犬でも「また突然吠えられてしまうんじゃないか」っていう恐怖感を
大人になっても持っていました。
そのトラウマをやわらげてくれた唯一の存在です。

自然が大好きで、遊びに行くと必ず海や川や池に散歩に行きました。
水を見ると興奮マックスでダダダーと水に突撃しては戻って砂場でごろんごろん。
何度も繰り返す姿に「どこからあれだけのパワーが!?」なんて感心したり。

それから数年も何事もなく過ごしていましたが、
シニアに差し掛かった頃、体調が優れないことを友達から教えてもらいました。
でも会いに行けばいつもどおりの大歓迎。
よかったね、大丈夫みたいだね、って安心しました。

それから何年かたって、ある年の初夏、心臓が弱ってきたと聞きました。
ある日てんかん症状を起こし、獣医さんからも危ないと言われたけど、
献身的なお世話のおかげで奇跡的に危機的状況から脱し、今は静かに養生していると聞きました。

15歳を間近に控えていました。

その話しを聞いたとき、
パフィーちゃんはまだまだ友達のそばにいたいんだね。
よくがんばったねと心の中で思いました。

私にとっての永遠のパフィーちゃんは、波打ち際で棒っきれと遊んで、
ポロリと落とさないよう一生懸命くわえて持ってくる元気な姿なのです。

でも、年齢も年齢だし、心臓に持病もあるから
会えるときに出来るだけ会っておきたいと思い、夏休みになる前に行きました。
寝たきりになり、ちょっとした動きでも息が切れてしまうので
静かな動きしか出来ないということでした。
食欲がないから、出来るだけ体にいいものを、と食べ物に気を使っていました。
クーラーの効いた和室に、静かに寝そべって迎えてくれました。

立ち上がる力もないのに、一生懸命手をなめて変わらない歓迎をくれました。
あんなに散歩が大好きだったのに、行けないんだね。
少しでもよくなるといいね、って思いました。
奇跡を信じる友達には内緒でしたが(今初めて言いますが)、
静かに前足を握って、それから
今まで優しくしてくれてありがとうね、と何度もゆっくり頭を撫でました。
今思えば、私も彼女に会うのが最後かも知れないと感じていたのかも知れません。
パフィーちゃんがどう感じたかは分かりませんが、
全てを悟っているような静かで深い目をしていました。
クーラーの音が聞こえるくらい静かな静かな空気の中で、
蝉の声だけが響いていた初夏のことでした。

8月13日、眠るように静かに息を引き取ったとメールが届きました。
15歳と一週間過ぎた日だったそうです。
そのとき私はぶーさんの実家にいましたが、誰もいない部屋でこっそり泣きました。

「パフィーちゃん頑張ったね。
虹の橋の向こうで、元気な姿でいつか来るのを待ってるよ。でも寂しいね。」って返信しました。

それからお互い忙しくてなかなか会えなくて、次の年の7月の終わりくらいに
パフィーちゃんが亡くなって初めて、夜一緒にご飯を食べました。

天神のビルの屋上に、落ち着いた雰囲気でカクテルを飲めるバーがあると聞いて
そこに行くことにしました。
屋外の端っこの席が空いたので、そこでカクテルを注文して、近況や仕事のこと、
パフィーちゃんの思い出話しをしました。

雨を含んだ湿気の多い夜でした。ずっと密度の高い風がまとわりついていました。
キラキラして雑然とした天神の夜だけど、高層ビルの屋上は不思議と静かでした。
周りにはカップルたちが同じように静かな夜を楽しんでいました。

何だかふわふわした気持ちで空を見上げたとき、小さな光が飛んできました。

私と友達は同時に「あっ!」と声をあげました。

蛍には時期がずれています。
でも明らかに小さくて四角い光がすーーっとこちらへ近づいてくるのです。

とたんに友達が「パフィーだ!」と叫びました。
その言葉で、友達も私も号泣してしまいました。

小さな光はたぶん、そのとき屋上にいた全ての人が見たと思います。
光を見ながら号泣する二人は奇妙に写ったことでしょう。

今思い出しても、それは不思議な不思議な夜でした。
ひとつだったり二つになったりして、小さな光はしばらく友達のそばを飛びました。
そしていなくなりました。

いつまでも涙が止まらない飼い主に、光になって姿を見せてくれたのだと直感しました。
こうやっていつでも側にいるんだよって、教えてくれたのだと思いました。

友達とパフィーちゃんの絆は、私には想像できないくらい深くて強いものです。
魂でつながっているのだと思います。
残念ながら寿命で肉体とはお別れしたパフィーちゃんだけど、
今は住んでる世界が違うだけで、いつかまたきっと会えるんじゃないかな。

真夏の夜に、こんなスピリチュアルな体験をしたお話しでした。

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飼い主である友達がまだ気持ちの整理がつかずにいるのに、
私がこの記事を書いていいのか分かりません。

感傷的になっているのはお盆が近いせいにしときます(^^)

パフィー

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コメント 12

下総弾正くま

パフィーちゃん、わざわざ遊びにきてくれたんですね(^o^)
途中で2つになったのは、向こうで“相手”を見つけて、紹介しに来たからでしょうか…^^;

…自分も気持の整理がつかないので記事にはしませんでしたが、1か月前にセキセイインコがお星様になりました。
今年は初盆…しっかり供養してやらねば(-人-)
by 下総弾正くま (2010-08-12 13:06) 

まるたろう

うちにいた犬も、向こうに行って一年半になりますが、この記事を
読ませて頂いて、犬が元気だった頃の姿を思い出しました。
パフィーちゃん、またどこかで会えると、信じたいですね。
by まるたろう (2010-08-12 13:56) 

♪写楽♪

こんにちわ~(^^

残暑お見舞い申し上げま~す。

♪写楽♪日記・愛犬プリマの「誕生日」へ
nice!を戴きましてありがとうございました~

暑い日が続いておりますが
お身体には十分ご配慮の上
お過ごし下さいませ~
by ♪写楽♪ (2010-08-12 14:57) 

プースケ

こんにちは(^_^)
パフィーちゃんは光に姿をかえてお二人に会いに来てくれたのだと
思います♪♪ 先日、お友達のパフィーちゃんへの想いを拝見して
胸がじ~んとなりましたが、今回も目をウルウルしながら読ませて
いただきました。私の愛犬もきっと空から見てくれているかな♪♪
by プースケ (2010-08-12 20:01) 

glennmie

2年前に、愛犬が逝ってしまいました。
今もまだ悲しい日々が続いています。
夜中になるとあの子の足音が聞こえてくるようで、朝まで起きています。
犬は・・・・可愛すぎて辛いです・・・

by glennmie (2010-08-12 21:15) 

takoyaki

ワンコは誰かが自分が天国へ行く事を納得してくれるのを
確認してから、旅立つみたいですね。
我が家でも、1頭目は「もういいよ・・・ありがとう」
預かってた2頭目は「君の大好きな人が迎えに来たよ」
って声をかけたら、しばらくして静かに旅立ちました。
橋のたもとで待っててくれてるかなぁ?って少し心配してます(笑)
by takoyaki (2010-08-12 21:24) 

博多通りもん

その光は・・・きっとパフィーちゃんかもしれませんね。
自分も中学のとき犬を飼ってましたが、ホントにいつもどこに行く時も
一緒で大の仲良しだったんですが・・・だんだん自分が思春期を迎え、
大学は東京に行ったため疎遠になった上に、たまに帰福した時も以前
のようにやさしくできなかった記憶があります。
結局車にはねられて死んだと東京で聞いて、なぜもっとやさしくして
やれなかったのか今でも後悔するんですよ。
パフィーちゃんも、飼い主の方も最後の最後まで全力で生きて看病
して、ショックではあると思いますが幸せな最後だったのでは・・・。
長文失礼しました(^-^;
by 博多通りもん (2010-08-12 21:42) 

団地のスズメ

パフィーちゃんも、まるさんとお友達に会いに来たのですね。
きっと、まるさんとお友達と、パフィーちゃんと一緒に過ごした時間が、とっても楽しくて幸せだったからですね♪
私の愛犬は、私が帰省するのを待っていてくれました。
たった30分だったけれど、最後に私の膝の上にいてくれたから、きちんとお別れ出来たように思います。
by 団地のスズメ (2010-08-12 22:24) 

sunset

こんばんは。
パフィーちゃん、光になって会いに来てくれたんですね~
とっても深い絆があったんでしょうね。
by sunset (2010-08-12 22:51) 

perseus

こんばんは。
パフィーちゃんからの最後のあいさつだったのでしょうね。
まる様の愛情をしっかりと感じ、寿命をまっとうしたあとも
感謝を忘れない。涙が出そうです。
人間も犬、猫、もちろん小鳥達も、そしてその他の動物も、
必ず絆で結ばれていることと思います。
今回の記事を拝見させていただき、改めて家の小鳥たち
との絆を再認識させていただきました。
by perseus (2010-08-12 23:05) 

風のリボン

今日は何度かブログを訪問させて頂いて、何度か読ませて頂いたのに
ちょっとコメントがすぐに上手く書けず、涙が出てしまいました。
別に人間不信ではないのですが、日々の暮らしの中で
『動物は人間よりエライなぁ~』と思うことがよくあります。

深く関わりのある動物や人間って、
過去・現在・未来とずう~っと繋がっているような気がします。
パフィーちゃんはひょっとしたら、違う犬に姿を変えて(生まれ変わって)
再びご友人のもとに現れるかもしれませんね・・・。

何だかまとまりのないコメントでごめんなさいね。
心がジーンとする感動の記事をどうも有難うございました。
by 風のリボン (2010-08-12 23:27) 

まる

皆さま、温かいコメントありがとうございます。
皆さまの愛犬や愛しいペット(家族)との別れに対して、
とくに愛犬との別れを経験したことが無い私が
お一人おひとりにコメントをお返しするにはまだ心が追いつきませんので
こちらのコメントでお礼だけさせていただきます。

光を見た日は本当に興奮して、帰宅してその一部始終をぶーさんに語ってたみたいです。。ぶーさんも覚えていました。
犬や猫、ウサギやハムスター、小鳥に至るまで、言葉ではうまく言えませんが飼い主との絆っていつまでも必ずあると思えた出来事でした。

下総弾正くまさん、、、愛鳥のご冥福を心からお祈りいたします。
by まる (2010-08-13 00:18) 

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2009年2月11日に我が家にやってきたシナモン文鳥のもんちゃん(♀)と、ときどき先代文鳥ぴーちゃん。と、ぶーさん(旦那:もんちゃんを持つ、手での出演)と私(まる)。

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